pilkulのブルーアーカイブ感想メモ(4/12追記)
こんにちは。pilkulです。
ブルーアーカイブの感想をゆっくりながら書いていきます。ネタバレ注意。
前から注目しつつ、2周年の4th生放送から始めたのですが、進めるのが遅くて。
(2023.04.12追記)
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○メインストーリーVol.1 対策委員会編 1章・2章
“廃校を防ぐために立ち上げられた対策委員会。厳しい毎日を何とか耐え忍んではいますが、学校の借金は全く減る気配がありません。”
"窮地に陥ったアビドス対策委員会。アビドス高校の存続を脅かす陰謀との戦いの行方は……?"
・よかった。展開としては少し特殊に思うものの、読後感がきれい。
・ホシノが相当好きになった。内に秘める信念と盾ショットガン。
・ゲーム戦闘の仕掛けが相当うまい。先導する先輩ホシノの姿を「タンク役の盾ショットガン」として強調し、そして後半、ストーリー上不在にする。不在時であっても戦えはするが、タンクであるホシノがいないので、どこか戦闘パーティが安定しない感覚になり、存在感をより強調している。
・エンディングを重視し、その後のこまごました話をエピローグにするのは相当思い切った選択だが、正解に思う。
・友人との感想会話で、「どうしてアビドスの面々は大人である先生を信用したのか」という題目が出たので、自分の解釈を。
おそらくアビドスの面々の思考としては、一章スタート時「たいていの大人は助けてくれないが、極悪ほどではない(ただ借金相手の銀行の人とかはまあまだ有難い存在)」くらいという感じだったのではないかな、と思う。大人全員が最悪までは考えておらず、その一方で手助けしてくれるとも思っていないような感じ。数値だと「大半マイナス1」みたいなくらいだろうか。
もちろん、ストーリー後半で、借金関係者にも騙されていることが分かり、大人への信用が完全に落ちたことで、ホシノが動く最後のきっかけになった、という風に思う。
特に、前半のホシノは先生のこともそんなに有難がっていなかった雰囲気がある。逆にアヤネあたりが嬉しがっていたのは、1年生ゆえの純朴さなのかもしれない。
・倫理観について。「銃器でもそうそう倒れない子たち」の住む世界では、その治安維持組織にも相当な武力が必要であり、連邦制都会でもそんな強大な治安維持が難しいことが、地域自治の概念に繋がっているのだろう。だからこそ自治区の進攻は相当な問題になる、と。
そんな感じで、普通の世界と見せかけてこの世界は特殊倫理観で成り立っているので、面食らう時もあるが、SFを読んでいるような心地もある。本作はネーミングのいくつかにSFカテゴリからの引用がみられる。
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○メインストーリーVol.2 時計じかけの花のパヴァーヌ編
1章 レトロチック・ロマン
“廃部の危機に陥ったミレニアムのゲーム開発部。部員も実績も足りない、それでもゲームを愛する彼女たちは無事に最高のゲームを作ることが出来るのでしょうか?”
・面白かった。後半相当リズムがいい。ゲームあるあるをたくさん取り込みつつ、綺麗な範囲でまとめ上げている。
・アリスのゲームあるある台詞が面白い。テキストものでギャグの書き方は相当難しいように思うが、後半かなりエンジンがかかっている。
・「前半のモモイをゲームネタセリフ多めにして、ませた空回りの子を演出」というのを前振りにして、「自我をゲームで形成したアリスによる、各台詞の面白さ」につなげている手法に唸る。
・ゲーム部の4人が、「子どもっぽさはありつつも各判断がある程度常識的」、というのもストーリーが読みやすい要因なんだろうな、と思う。好感度高い。最後の方の真っ直ぐさとゲームへの真摯さにうるっときた。
・エンジニア部、ヴェリタス、C&Cといくつもの部活を出してその戦いを演出しつつも、テキストでの説明でうまくまとめている。
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以降追記予定。
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